ネットワークスペシャリスト試験対策2
今週の学習内容
TCP/IPプロトコル群
TCP/IPプロトコル群は、実際のアプリケーションで使われているTCPとIPを中核として作られたモデルです。
アプリケーション層、トランスポート層、インターネット層、ネットワークインタフェース層の4層からなります。
アプリケーション層
OSI基本参照モデルのセッション層以上と同じ役割が割り当てられています。
トランスポート層
OSI基本参照モデルのトランスポート層と同じ役割が割り当てられています。
インターネット層
OSI基本参照モデルのネットワーク層と同じ役割が割り当てられています。
代表的なプロトコルはIPです。
ネットワークインタフェース層
OSI基本参照モデルのデータリンク層と物理層に対応しています。
LANカードのドライバソフトウェアなどが該当します。
通信方式の種類
通信を行う際に、いくつかの通信方式を設定する必要があります。
今回は通信方式の中で、以下の三つについて記します。 + コネクション型とコネクションレス型 + LANとWAN + テキストデータとバイナリデータ
コネクション型とコネクションレス型
通信する際に、通信者間にコネクションを張って信頼性を確保する通信をコネクション型と言います。
対して、コネクションをはらない通信をコネクションレス型と言います。
TCPはコネクションレス型、UDPはコネクションレス型です。
LANとWAN
LANとWANはネットワークの種類で、電気通信事業者が管理する必要の有無で区別されます。
WANは電気通信事業者が管理するネットワークで、一般的にLANを接続するために用いられます。
テキストデータとバイナリデータ
テキストデータとバイナリデータは、データの表現方式です。
文字で表せるデータをテキストデータ、画像などのそうでないものをバイナリデータと区別します。
サーバ
サーバは、クライアントサーバモデル形式のサービスを提供するコンピュータです。
サーバには、設置しやすいタワー型と、数が増えても場所を比較的占領しないラックマウント型があります。
この他に、電源やインタフェースを複数サーバで共有する、ブレード型サーバがあります。